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会社を辞めてから気づくこと

もうすぐ会社を辞めて一年になります。
働いている時は稼ぐことに必死で気づかなかったことが、言葉では表現しにくいのですが、最近分かってきた気がします。
まず、後から振り返って楽しかったときは自分が仕事をがんばっていたときだということ。当時は朝早くから夜遅くまで奴隷のように働き、土日出勤もしょっちゅう、しかも男女差別まであってつらかったこともありました。でも、後から振り返るとなぜかその時期が仕事的には一番楽しい思い出になっています。当時、よく私のことを不条理にしかっていた先輩や男女差別的な発言をした上司を思い出してもちっとも不愉快ではなく、むしろいい人たちだったなあと感謝の気持ちでいっぱいです。
海外転勤中は仕事はあまりハードではありませんでした。何より夜はそんなに遅くまで働かなくてすんだので、プライベートが充実していました。上司や同僚とはそこそこ仲もよかったつもりですが、今になっても連絡を取り合うような人はいません。みんなと仲良くやっていたつもりでしたが、私は所詮彼らにとっては外人で、心を割って話す人はいませんでした。稼いではいたし、ライヴのマーケットを見られるのも楽しかったし、プライベートは友達もたくさんでき、充実していました。でも、職場を思い出してもいい思い出とは言えない気がします。
帰国してから子供を生むまではヘッドハンティングもしょっちゅうされたし、自分も努力したので結構稼ぐことができ楽しかったです。でも立て続けに子供を生んだので、その後は仕事に100%の力を注ぐことはできず、それを子供のいないの同僚たちにも理解してもらえず、陰口をたたかれつらい日々でした。極悪人がいたわけでもないし、若いころのように罵倒されたわけでもありません。でも思い出すと人間関係があまりにどろどろしていて、とても不愉快になります。
冒頭でがんばったときが楽しかったと書きましたが、それとプラスして同僚に恵まれたかどうかも楽しかったと思えるか否かに大きく影響します。あれだけ不条理に怒られてもまだなお信じられる先輩がいたのは今思うと恵まれていたんだと思います。
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2008年04月08日 未分類 トラックバック:0 コメント:5

ibankを辞めて2年ほどになりますが、非常に共感しました。海外の方が勤務は楽なんですよね。何で東京オフィスは陰湿なのが多いのか疑問です。人間関係さえ無ければ非常に面白い職場なんですが。

2008年04月09日 take URL 編集

>takeさん
コメントありがとうございます。東京は勤務時間がきついですよね。人間関係ももちろん上下関係が海外よりも厳しいし。特に女性は厳しいですよね…。でも仕事がおもしろくても人間関係がうまくいかないとつらいですよね。

2008年04月10日 ガイシケイコ URL 編集

初めてこのブログを拝見させて頂きました。外資系金融機関を将来の選択肢として考えている身には非常に参考になります。

そこで質問が2点あるのですが、
①ボーナスの決まり方は大抵どのような方法なのでしょうか。例えば、自分のbudget達成率が100%だといくらとか、という感じで年度の初めに提示されて、実際の達成率とその額から実際の金額が決まる、とかあるのでしょうか。

②自分のパフォーマンスが振るわなくてクビになる場合は、どれくらいの猶予期間(つまりどの程度の期間パフォーマンスが出ないとクビになるか)のイメージなのでしょうか。もちろん全体の業績だとか会社によって違うかと思いますがイメージだけでも知りたいです。

2008年04月13日 のん URL 編集

>のんさん
ご質問ありがとうございます。せっかくなので記事にしてお答えしますね。

2008年04月14日 ガイシケイコ URL 編集

わざわざ記事にして頂いてありがとうございます!良く分かりました!

2008年04月15日 のん URL 編集












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